2024年02月17日

Hitachi MP-10 for MB-6880/6881 電源構成


 MB-6880 / 6881 は外部電源方式で、外部電源ユニット MP-10 の DIN 5pin 出力を接続します。
お問い合わせがありましたので、この電源回路の構成とピンアサインを調査しました。

hitachi mp-10 mb-6880-6881.jpg

 MP-10 はトランス電源で、この中に1系:+17V/+9V、2系 +10V の
2系統の回路があり、GND もそれぞれ独立して DIN 5pin に出力されています。

 MB-6880/6881 の内部で1系側の +17Vを GNDに落としているため、
結果として -17/-8/+10 の入力となっています。

 入力電源は PC内基板上の定電圧回路により、+12/+5/-5V として
メイン回路に供給されています。
 定電圧回路部に電圧調整VRがあって調整可能です。

 この定電圧回路からメイン回路主への入力はコネクタとなっているので、この部分に
直接 +12V/+5V/-5V を供給してメイン回路を駆動することも可能と思われます。

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2023年01月24日

ジャンク MB-6881 L2II の修復(5)

交換用の LM565CN は電子部品専門店、サトー電気の町田店で
購入しました(330円)。
http://www.maroon.dti.ne.jp/satodenki/

ここは自作派の方に知られる老舗パーツショップで、
川崎・横浜にもお店があり、豊富な在庫を誇ります。
町田店は小田急/JR町田駅から徒歩 5分程の場所にあり、
土日も開いている、とても重宝するお店です。

購入した LM565CN
mb6881bb1.jpg

この IC を交換して再度オシロで見てみます。この際 8pin に入力している
基準電圧レベルの半固定抵抗は中央辺りにしておきます。
DSC_6656s.jpg

改めてカセットを再生してみると・・・見事、周波数の高低に連動して
電圧がきれいに上下しています!やはり PLL IC は壊れてたんですね。
ということでカセットを LOAD してみます。

テープレコーダー接続
DSC_6626s.jpg

LOAD実施
DSC_6664s.jpg

いきなりファイル認識!そのまま LOAD 完了しました。

久しぶりに対面する怪しいスロットマシン (^^
DSC_6669s.jpg

ちゃんとプレイできました。
結構儲かりました(笑

これで MB-6881 L2II は一通り機能回復できましたので、いったん修復完了とします。
残る課題のキートップの修復と電源ユニットの製作は引き続き検討していきます。

----- ジャンク MB-6881 L2II の修復完了 -----

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