2019年04月20日

レベル3キーボード修理(1):一部のキーが入力できない

 酷使した上、長期放置してあった MB-6891 レベル3マークII。
 久しぶりに動作させてみたところキーボードの調子が悪く、
一部のキーが正常に入力できない状況でした。
 この原因調査と対応を検討します。

 まず動作状態で不調なキーを特定し、該当のキートップを
外して行きます。
 キートップは真上に引き抜きますが、キーの隙間が狭い上、
固く差し込まれているので、普通の工具では外しにくいです。
 ここではケーブルを束ねるのに使うビニールカバーワイヤを
キーの下に通し、上に引っ張って外す方法を採りました。
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 不調のキートップを全て外したら、ボディ後半の上カバーを外します。
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 ボディ前半部の上端左右のネジと鉄フレームを外します。
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 電源スイッチケーブル2本、コントロールスイッチケーブル1本の
コネクタを外した後、ボディ前半部を前側に 90度ほど開いて保持します。
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 キーボードケーブルコネクタ3個を外してボディ前半部を分離し、裏返し。
 ネジ4箇所を外し、シールドカバーとキーボードユニットを外します。
右上に電源ユニットケースとの接触部があります。
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 取り外したキーボードユニット。
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 キーボードユニット裏側の基板面で、不調なキースイッチの端子位置を
確認し、半田コテと吸い取り線等を使って半田付けを外します。
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 キーボードユニット表側からラジオペンチを用い、取り外すキースイッチ
左右の白いツメを内側に軽く押しながら持ち上げ、ユニットから引き抜きます。
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 問題なければキースイッチはスムーズに外れるので、抵抗がある場合は
基板の半田付けがきれいに除去できているか確認します。
 s6891kba9.jpg

 こうして不調キースイッチを取り外せたら、スイッチの状態確認に
進みます。

posted by 旧コン at 21:30| Comment(0) | キーボード修理