2019年07月21日

7/31 丸の内 KITTE にてアップルII、日立ベーシックマスターを展示します

 東京駅前の KITTE 内にある東大博物館インターメディアテクにて、
2019/7/31に行われる
「東大教室2019夏:コンピュータ解剖学の教室」
に機材協力を行います。

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 当日は、今日のパーソナルコンピュータの始祖となるモデルを
稼動状態で展示予定です。
 イベントは夏休み企画ですが、特に年齢制限はありません。
 予約不要ですので、お時間ありましたら是非足をお運び下さい。
博物館内の常設展もご覧になれます。

・展示予定品

(1)アップルコンピュータ Apple IIe(1977年、IIe は1983年発売)
 ・ジョイスティックゲーム展示
 同社初の製品であるマイコン組立キット Apple I の好評を受け、
 これを改良した完成品として販売されたのが Apple II。
 世界初のパソコンとされ、拡張性の高い設計と豊富なソフトウェアに
 支えられて普及し、現在に至るアップル社の成功の礎となった。
 Apple II は改良されながら 1993年まで、後継のマッキントッシュ
 シリーズと併売された。

(2)日立 MB-6880 ベーシックマスター(1978年)
 ・音楽演奏展示
 米国同様に組立キットが主流であった中、日本初のパソコン(完成品)
 として家電店で一般販売されたのが日立ベーシックマスター。
 家庭用テレビに接続して利用でき、ソフトウェアのプログラミング
 学習を主用途とした。

(3)日立 MB-6881 ベーシックマスターレベル2II(1980年)
 ・マザーボード展示
 当時は基本言語 BASICのバージョンをレベルといい、整数演算型を
 レベル1、浮動小数点演算が行えるものをレベル2と呼んだ。
 MB-6880 の BASICをレベル2とし、メモリを拡張したのが本機で、
 各種の科学技術計算が可能となり、研究機関等で重用された。

(4)日立 MB-6890 ベーシックマスターレベル3(1980年)
 ・PSGゲーム展示
 国産初の本格的パソコンシステムで、高解像度カラー画面・
 日本語処理・マイクロソフト社製基本言語・外部通信機能・
 メーカーサポート体制といった、今日のパソコンの基本要素が整い、
 高級ホビーからビジネス・工場の自動制御まで幅広く用いられた。
 また PEACH の名称で海外販売も行われた。
 2015年、未来技術遺産(国立科学博物館 重要科学技術史資料)に登録。

posted by 旧コン at 23:30| Comment(0) | お知らせ