交換用の LM565CN は電子部品専門店、サトー電気の町田店で
購入しました(330円)。
http://www.maroon.dti.ne.jp/satodenki/
ここは自作派の方に知られる老舗パーツショップで、
川崎・横浜にもお店があり、豊富な在庫を誇ります。
町田店は小田急/JR町田駅から徒歩 5分程の場所にあり、
土日も開いている、とても重宝するお店です。
購入した LM565CN
この IC を交換して再度オシロで見てみます。この際 8pin に入力している
基準電圧レベルの半固定抵抗は中央辺りにしておきます。
改めてカセットを再生してみると・・・見事、周波数の高低に連動して
電圧がきれいに上下しています!やはり PLL IC は壊れてたんですね。
ということでカセットを LOAD してみます。
テープレコーダー接続
LOAD実施
いきなりファイル認識!そのまま LOAD 完了しました。
久しぶりに対面する怪しいスロットマシン (^^
ちゃんとプレイできました。
結構儲かりました(笑
これで MB-6881 L2II は一通り機能回復できましたので、いったん修復完了とします。
残る課題のキートップの修復と電源ユニットの製作は引き続き検討していきます。
----- ジャンク MB-6881 L2II の修復完了 -----
2023年01月24日
ジャンク MB-6881 L2II の修復(5)
posted by 旧コン at 23:00| Comment(0)
| ベーシックマスターレベル2
2023年01月22日
ジャンク MB-6881 L2II の修復(4)
テープから LOAD できない原因を探ります。
カセットの基本仕様はカンサスシティスタンダード 300bps です。
MB-6881 L2II の回路図を持っていないため、同様の構成と思われる
MB-6885 Jr. の回路図を I/O別冊 べーシックマスター活用研究で見ていきます。
カセット処理系は MB-6890 L3 も同じようでしたので、MB-6890 技術マニュアル
の解説も参考にしました。
今回の参考資料2冊
MB-6890 技術マニュアル:カセット LOAD 回路説明部
回路動作としては以下のようです。
(1)カセットからの信号(周波数)は PLL IC の LM565CN に入力され、
ここで基準周波数に比較されて電圧の高低信号として出力されます。
(2)電圧信号はラインレシーバ 75108AP に送られて基準電圧に比較し、
デジタル H/L 信号となります。
(3)デジタル信号はこの後、バッファゲート 74LS125P に送られ、
そこが外部(MPU)の指示でデータバスへの接続を On/Off しています。
よって PLL 回路は MPU側のカセット命令と関係なく常時動作していて、入力信号が
あれば試験できると考えられましたので、まず LM565CN の入出力波形を確認します。
周波数入力は 2pin、電圧出力は 7pinですので、ここにオシロスコープを接続します。
LM565CN へのプローブ接続
MB-6881 の電源を入れれば PLL測定可能
使用するデジタルオシロスコープ OWON SDS1022 は帯域幅 20MHz, 2ch の
ベーシックなモデルです。なお秋月電子モデル(外部電源型)です。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-16899/
カセットを再生すると、2pin には波形入力されていますが、7pin の出力がないようです。
LM565CN の仕様を確認し、電源(+/-5V), 基準電圧(8pin)、基準周波数
(9pin 矩形波)など確認しましたが問題なさそうです。
よってこの IC LM565CN の不良が考えられますので交換することにします。
----- ジャンク MB-6881 L2II の修復(5)につづく -----
カセットの基本仕様はカンサスシティスタンダード 300bps です。
MB-6881 L2II の回路図を持っていないため、同様の構成と思われる
MB-6885 Jr. の回路図を I/O別冊 べーシックマスター活用研究で見ていきます。
カセット処理系は MB-6890 L3 も同じようでしたので、MB-6890 技術マニュアル
の解説も参考にしました。
今回の参考資料2冊
MB-6890 技術マニュアル:カセット LOAD 回路説明部
回路動作としては以下のようです。
(1)カセットからの信号(周波数)は PLL IC の LM565CN に入力され、
ここで基準周波数に比較されて電圧の高低信号として出力されます。
(2)電圧信号はラインレシーバ 75108AP に送られて基準電圧に比較し、
デジタル H/L 信号となります。
(3)デジタル信号はこの後、バッファゲート 74LS125P に送られ、
そこが外部(MPU)の指示でデータバスへの接続を On/Off しています。
よって PLL 回路は MPU側のカセット命令と関係なく常時動作していて、入力信号が
あれば試験できると考えられましたので、まず LM565CN の入出力波形を確認します。
周波数入力は 2pin、電圧出力は 7pinですので、ここにオシロスコープを接続します。
LM565CN へのプローブ接続
MB-6881 の電源を入れれば PLL測定可能
使用するデジタルオシロスコープ OWON SDS1022 は帯域幅 20MHz, 2ch の
ベーシックなモデルです。なお秋月電子モデル(外部電源型)です。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-16899/
カセットを再生すると、2pin には波形入力されていますが、7pin の出力がないようです。
LM565CN の仕様を確認し、電源(+/-5V), 基準電圧(8pin)、基準周波数
(9pin 矩形波)など確認しましたが問題なさそうです。
よってこの IC LM565CN の不良が考えられますので交換することにします。
----- ジャンク MB-6881 L2II の修復(5)につづく -----
posted by 旧コン at 23:00| Comment(2)
| ベーシックマスターレベル2
2023年01月20日
ジャンク MB-6881 L2II の修復(3)
修復を完了した本体上部キーボードと下部メイン基板を接続し、
本体を組み立てます。
電源ユニットとキャラクタディスプレイを接続します。
意を決して電源スイッチを On。
一瞬の静寂の後・・・カチッというリレーの音と共に
電源ランプが点灯し、見事グリーンモニターに起動画面が
表示されました!
これまでの努力が報われた気持ちになる時です。
Apple II に通じる BASIC MASTER LEVEL-2 の起動画面
しかし画面が点滅したり、揺らいだりと不安定です。
なんとか動作しているような様子。
そこで基板上の電圧ポイント(+12V/+5V/-5V)を測ると規定値と差が
あるようなので、基板右上に3つある VR を回して調整します。
そうすると安定してきました。
各部動作確認していきます。
メモリ 32K 実装
画面表示・キーボード操作・音声出力・プログラム実行・
テープへの SAVE など良好に動作します。
しかしどうもテープからの LOAD がうまくできないようです・・・。
この詳細調査を行います。
----- ジャンク MB-6881 L2II の修復(4)につづく -----
本体を組み立てます。
電源ユニットとキャラクタディスプレイを接続します。
意を決して電源スイッチを On。
一瞬の静寂の後・・・カチッというリレーの音と共に
電源ランプが点灯し、見事グリーンモニターに起動画面が
表示されました!
これまでの努力が報われた気持ちになる時です。
Apple II に通じる BASIC MASTER LEVEL-2 の起動画面
しかし画面が点滅したり、揺らいだりと不安定です。
なんとか動作しているような様子。
そこで基板上の電圧ポイント(+12V/+5V/-5V)を測ると規定値と差が
あるようなので、基板右上に3つある VR を回して調整します。
そうすると安定してきました。
各部動作確認していきます。
メモリ 32K 実装
画面表示・キーボード操作・音声出力・プログラム実行・
テープへの SAVE など良好に動作します。
しかしどうもテープからの LOAD がうまくできないようです・・・。
この詳細調査を行います。
----- ジャンク MB-6881 L2II の修復(4)につづく -----
posted by 旧コン at 23:00| Comment(0)
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