2023年01月18日

ジャンク MB-6881 L2II の修復(2)

ジャンク状態のメイン基板
DSC01221s.jpg

メモリは 16K*2=32K 実装されているようです。
目視で不良が分かった箇所の修復をしていきます。

・ヒューズ交換
 ヒューズは2つあり、そのうちの右側の1つが切れていました。
 交換部品は標準 30mm サイズのガラス管ヒューズ 1.6A ですが、
手持ちの都合で今回は 1.5A/125V を使用します。

・パスコン交換
 ヒューズが切れた原因を探るため、基板の電源と GNDラインの抵抗値を
測ってみると、やはり導通しているようです。
 この原因として部品の内部短絡が考えられますので、外観が破損している
パスコン(0.01μF/50V)を30個ほど交換し、再度測定すると改善されました。
 これで電源は入るようになったと考えます。

・MPU交換
 MPU が割れているのは初めて見ましたが、セラミックパッケージ
ならではかも知れません。
DSC01222s.jpg

 MPUを外すとソケットも割れていました。
DSC01232s.jpg

 オリジナル MPUは HD46800D です。交換部品は秋葉原の重鎮、
若松通商で MC68A00P を購入しました(427円)。
https://wakamatsu.co.jp/biz/user_data/index.php

 MC6800 を今も入手できるのがうれしい限りです。今も昔も
若松通商は本当に頼りになりますね。
DSC01240s.jpg

修復完了したメイン基板
DSC_6615s.jpg

 一通り各部の抵抗値などを測定して問題なさそうなことを確認した後、
仮接続して動作確認します。

----- ジャンク MB-6881 L2II の修復(3)につづく -----


posted by 旧コン at 23:00| Comment(0) | ベーシックマスターレベル2