久しぶりに動作させてみたところキーボードの調子が悪く、
一部のキーが正常に入力できない状況でした。
この原因調査と対応を検討します。
まず動作状態で不調なキーを特定し、該当のキートップを
外して行きます。
キートップは真上に引き抜きますが、キーの隙間が狭い上、
固く差し込まれているので、普通の工具では外しにくいです。
ここではケーブルを束ねるのに使うビニールカバーワイヤを
キーの下に通し、上に引っ張って外す方法を採りました。
不調のキートップを全て外したら、ボディ後半の上カバーを外します。
ボディ前半部の上端左右のネジと鉄フレームを外します。
電源スイッチケーブル2本、コントロールスイッチケーブル1本の
コネクタを外した後、ボディ前半部を前側に 90度ほど開いて保持します。
キーボードケーブルコネクタ3個を外してボディ前半部を分離し、裏返し。
ネジ4箇所を外し、シールドカバーとキーボードユニットを外します。
右上に電源ユニットケースとの接触部があります。
取り外したキーボードユニット。
キーボードユニット裏側の基板面で、不調なキースイッチの端子位置を
確認し、半田コテと吸い取り線等を使って半田付けを外します。
キーボードユニット表側からラジオペンチを用い、取り外すキースイッチ
左右の白いツメを内側に軽く押しながら持ち上げ、ユニットから引き抜きます。
問題なければキースイッチはスムーズに外れるので、抵抗がある場合は
基板の半田付けがきれいに除去できているか確認します。
こうして不調キースイッチを取り外せたら、スイッチの状態確認に
進みます。
【キーボード修理の最新記事】