2020年03月16日

MB-S1モデル15/45

日立 MB-S1モデル15, モデル45 紹介

s1-1545-a1.jpgs1-1545-d1.jpg

 MB-S1/15, MB-S1/45 はシリーズ後期の 1985/11に
追加リリースされた、当時普及が始まったパソコン通信に
対応するモデルです。
 これらは MB-S1/10, MB-S1/40 をベースに通信ROMカード
(BBS接続アプリケーションROM・漢字ROM)とモデム接続用の
RS-232Cコネクタを追加装備したもので、主要なパソコン通信
サービスへの接続設定がプリセットされ、オートログオンも
可能となっていました。

s1-1545-b1.jpgs1-1545-c1.jpg

 また他のモデルをモデル15/45 と同等にできる通信ROMカードも
追加発売されました。
 通信ROM カードは Boot部のバンク切り替え機能を持つことで、
通信機能とパソコン機能を起動時に選択可能な構成となっており、
漢字ROM の有無で2種用意されました。
・MPC-CM01 \30,000 通信ROMカード,漢字ROM搭載(モデル10/10AV/30用)
・MPC-CM01A \20,000 通信ROMカード,漢字ROMなし(モデル20/40用)

 電話回線との接続には下記のいずれかが必要で、ハイブリッド
フォン・モデムカード接続の場合はオートスタート可能でした。
・MP-3760 \112,000 音響カプラ(RS-232C接続)
・HP-12 \98,000 ハイブリッドフォン(モデム内蔵電話機/RS-232C接続)
・MPC-MD01 \25,000 モデムカード(電話回線直接接続)

dsc4629s.jpg
・MB-S1/15 システム構成例
 通信パソコン MB-S1/15
 カラーディスプレイ C14-2190A
 ミニフロッピーIFカード MP-1870
 ミニフロッピーディスクドライブ MP-3560

 MB-S1/15 は通常起動すると、通信ROM のサービス
選択メニューが表示されます。

・標準起動:通信サービス接続先選択メニュー
 No.14 選択で ROM BASIC 起動
DSC_4604s.jpg

 フロッピーディスクドライブが接続され、電源が入って
いる場合は DISK BASIC の起動画面となります。

・本体背面の様子
dsc4609.jpg

 写真のモデルでは RS-232C コネクタがオンボード装備され、
背面パネルのコネクタ部の切り欠きが通常モデルに比して
大きくなっています。
 なお Lot の差異なのか、通常モデル同様に RS-232Cコネクタが
背面パネルに取り付けられ、基板上のコネクタにケーブル接続
されているモデルもあるようです。
posted by 旧コン at 23:00| Comment(0) | MB-S1
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