2020年05月03日

日立 MP-3560 修理(3-6)

正常動作を確認できた MP-3560(3) は外装を元通り
取り付けて修理完成。

ここで前回修理した MP-3560(2) を併用し、この頃の製品の
特徴であったフロッピーディスク2ユニット、4ドライブでの
動作確認を行ってみます。

MB-S1の FDDコネクタに MP-3560(2)の IFケーブルを接続し、
MP-3560(2)の UNIT2コネクタに MP-3560(3)の IFケーブルを接続。

DSC_4842s.jpg
機器背面の接続状態

接続を完了したらドライブ 0 にシステムディスクを
入れて起動。

mp3560-313.jpg
FDD UNIT 1/2 接続

ディスクユーティリティでシステム属性を変更し、
ユニット2(ドライブ 2/3)を有効にします。

mp3560-314.jpg
システム属性の設定変更

ここでドライブ 2,3 に 8インチを選択可能になっています。
異なるタイプのドライブを併用できるのは興味深いですね。
後日試してみたいと思います。

属性を変更したらシステムを再起動(NEWON 0)し、
ドライブ 2/3 が使用可能となったか確認します。

mp3560-315.jpg
ドライブ 2 アクセス OK

ドライブ 0,1,2,3 とも使用可能となり、正常動作を
確認できました。

最後に気になったのが MP-3560(2)と MP-3560(3)の
フロントパネルの機種名表記の差異です。

(2)の方は普通のフォントで、(3)の方はデザインされた
ロゴのようになっていますが、製造番号を見る限り、
(3)の方が初期モデルのようです。

MP-3560 は BASIC MASTER LEVEL3 MARK5 用の
周辺機器として発売され、MB-S1 発売後も継続販売
されたことから、途中でデザインが変更された可能性
など考えましたが、真実はどうなんでしょう。
ご存知の方がおられましたら教えて頂ければと思います。

以上、この記事が皆様の参考となりましたら幸いです。

--- MP-3560(3) 修理記事おわり ---

posted by 旧コン at 23:00| フロッピーディスクドライブ修理