(4)作業箇所の確認
基板右側のメモリソケットに 16KB DRAM IC μPD416C-2 が装着されているのを確認します。
メモリ上側のジャンパスイッチ JP1, JP2 が 1-2 ショートされているのを確認します。
ROM の右側のジャンパスイッチ JP3 が 1-2 ショートされているのを確認します。
(5)交換作業の実施
(A)16KB メモリ取外し
メモリソケット上の 16KB DRAM IC 8個の向きを確認した後、外します。
(B)ジャンパスイッチ設定変更
ジャンパスイッチ JP1, JP2, JP3 の接続を 1-2 から 1-3 に変更します。
(C)64KB メモリ取付
メモリソケットに 64KB DRAM IC 8個を取り付けます(向きに注意)。
以上で基板上の作業は完了です。
(6)本体の組み立て
元通りに基板・電源ユニット・本体上部を組み立てます。
(7)MB-6885 64KB 拡張状態確認
ディスプレイと AC100V を接続し、電源を入れて起動することを確認します。
起動画面が現れたら、Sコマンドでメモリ状態を確認します。
Sコマンドが下記表示となれば RAM 64KB モードとなっています。
** BASIC MASTER LEVEL-2 V1.1 **
> S
PROGRAM = $0A00
VARIABLE = $AFFF
REMAIN = 42495
念のため、メモリチェックプログラムを実行して各メモリアドレスへの
書き込み・読み出しが正常に行えるか確認しておきます。
・memory check program 例
10 let F=1
20 for a=$1000 to $9FFF
30 print hex(a);" ";
40 poke a,255
50 if peek(a)<255 then F=1
60 poke a,0
70 if peek(a)>0 then F=1
80 if f=0 then next A
90 if f=1 then print "error"
実行結果
エラーなく正常完了しました。
以上で MB-6885 ベーシックマスター Jr.の RAM 64K 拡張は完了です。
広大なメモリ空間を楽しみましょう^^
2023年01月02日
MB-6885 Jr.メモリ拡張 (2)
posted by 旧コン at 23:00| Comment(0)
| ベーシックマスターレベル2
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