2023年01月02日

MB-6885 Jr.メモリ拡張 (2)

(4)作業箇所の確認
 基板右側のメモリソケットに 16KB DRAM IC μPD416C-2 が装着されているのを確認します。
 メモリ上側のジャンパスイッチ JP1, JP2 が 1-2 ショートされているのを確認します。
DSC_6549s.jpg

 ROM の右側のジャンパスイッチ JP3 が 1-2 ショートされているのを確認します。
DSC_6585s.jpg

(5)交換作業の実施
 (A)16KB メモリ取外し
  メモリソケット上の 16KB DRAM IC 8個の向きを確認した後、外します。
 (B)ジャンパスイッチ設定変更
  ジャンパスイッチ JP1, JP2, JP3 の接続を 1-2 から 1-3 に変更します。
 (C)64KB メモリ取付
  メモリソケットに 64KB DRAM IC 8個を取り付けます(向きに注意)。
DSC_6581s.jpg

 以上で基板上の作業は完了です。

(6)本体の組み立て
 元通りに基板・電源ユニット・本体上部を組み立てます。

(7)MB-6885 64KB 拡張状態確認
 ディスプレイと AC100V を接続し、電源を入れて起動することを確認します。
 起動画面が現れたら、Sコマンドでメモリ状態を確認します。
DSC_6596s.jpg

 Sコマンドが下記表示となれば RAM 64KB モードとなっています。
 ** BASIC MASTER LEVEL-2 V1.1 **
 > S
 PROGRAM = $0A00
 VARIABLE = $AFFF
 REMAIN = 42495

 念のため、メモリチェックプログラムを実行して各メモリアドレスへの
書き込み・読み出しが正常に行えるか確認しておきます。
DSC_6604s.jpg

・memory check program 例
10 let F=1
20 for a=$1000 to $9FFF
30 print hex(a);" ";
40 poke a,255
50 if peek(a)<255 then F=1
60 poke a,0
70 if peek(a)>0 then F=1
80 if f=0 then next A
90 if f=1 then print "error"

実行結果
DSC_6608s.jpg
エラーなく正常完了しました。

以上で MB-6885 ベーシックマスター Jr.の RAM 64K 拡張は完了です。
広大なメモリ空間を楽しみましょう^^


posted by 旧コン at 23:00| Comment(0) | ベーシックマスターレベル2
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。