直す記事が続きましたが、今回の対象はその前の
モデル MP-3550 です。
MP-3550 と MP-3560 は基本的にコンパチブルで、
その差は以下の通りです。
形式 | 発売年月 価格 | メディア | 記憶容量 | 筐体 | ドライブ形式 ディスク駆動 ヘッド駆動 | 冷却ファン |
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MP-3550 | 1981/12 288,000 | 5.25" 2D | 328KB *2 | 箱形 | Canon MDD6108 平ベルトドライブ スパイラルカム | あり |
MP-3560 | 1983/12 168,000 | 5.25" 2D | 328KB *2 | 薄型 | Canon MDD211 ダイレクトドライブ リンケージ | なし |
MP-3550 はベルトドライブなので耐久性が低い印象を持ちますが、
これまでドライブ自体の不調は経験がなく、ベルト自体を含めて
かなり耐久性の高い製品のようです。
ではこの MP-3550 の弱点はというと、IF基板の VFOレベルの
ずれと、本体から出ている接続ケーブルのコネクタの破損が
挙げられます。
このコネクタは青いプラスチック部の経年劣化でピン周りが
割れやすく、接続時に丁寧に扱わないと破損しやすいです。
かくいう私も、PCの IFコネクタにケーブルのコネクタを
少し斜めに入れてしまい・・・やってしまいました。
接続コネクタ破損
コネクタ自体はアンフェノール オス 50pin フルピッチですが、
他の機器との誤接続防止のためコネクタの外枠金属部分に
突起があり、専用部品と思われます。
コネクタのピン配列は枠の幅広い方を右にして、右側の上から下に
1->25pin, 左側の上から下に 26->50pin という配置になります。
25ピン部分が折れています
このケーブルは本体直付で容易に交換できないため、
コネクタ部の修理検討となります。
本来は新品コネクタに交換しますが、最近はアンフェノール
フルピッチの修理部品の入手難度がやや高いのと、今回は
破損状況が軽微なため、破損箇所の修復を試みます。
--- (1-2)に続く ---