2020年05月01日

日立 MP-3560 修理(3-4)

取り外した IF基板を観察し、不調原因の見当をつけます。

DSC_4783s.jpg
部品面

電解コンデンサも液漏れしておらず(換えた方が良いですが)、
とりあえず明確な不良部品はなさそうです。

DSC_4785s.jpg
ハンダ面

36年前の基板ゆえ、全体に焼けを感じます。
特に半田付けの劣化が全体に見られるので、これを原因と考え、
ハンダ面をクリーニングして全体に半田修正(再ハンダ)を
行います。

こうして修理した IF基板を組み戻します。

DSC_4786s.jpg
IF基板の下部はフレーム底面の溝にはめます

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IF基板に SCSIケーブルを接続

DSC_4791s.jpg
電源ケーブル類接続

DSC_4794s.jpg
上フレームを戻し、各ネジ類取り付け

こうして修理完成した状態で、再度(!)
接続試験します。

--- (3-5)につづく ---

2020年04月30日

日立 MP-3560 修理(3-3)

完成したドライブをフレームに組み込んで行きます。

DSC_4761s.jpg
フレームにドライブを組み込み
コネクタを接続し、ドライブ上下のネジを止めます。

この状態で MB-S1 に接続して試運転します。

DSC_4772s.jpg
Insert Program Diskette

接続して電源を入れるも動作せず・・・
画面に Insert Program Diskette と表示されますが、
ドライブにディスクは入っており、ディスクロードボタンも
押し込んであります。

どうやら S1 は FDDが接続されていることを認識していますが、
FDDが応答しないようで、ドライブ内のモータも回転しません。

状況から FDD内のドライブに電源が供給されていないか、
ドライブセレクト信号がうまく伝わっていないことが
考えられますので、関連部分を調べていきます。

今回の対象は FDD内の IF基板です。

DSC_4773s.jpg
本体右奥に縦配置されている IF基板

基板取り外しのため、IF基板上部左右の止めネジを外し、
ドライブ上の止めネジを外して上フレームを持ち上げます。

DSC_4776s.jpg
上フレームを左側に展開

続いて IF基板前側の電源ユニットからのコネクタと、
電源インジケータへのコネクタを切り離し、各ドライブ側の
電源ケーブルコネクタを切り離すと、IF基盤を外側に倒せます。

DSC_4779s.jpg
IF基板を外側に展開

この後通信ケーブルの SCSIコネクタを2箇所切り離すと
IF基板を取り外せます。

DSC_4781s.jpg
取り外した IF基板

--- (3-4)に続く ---

2020年04月29日

日立 MP-3560 修理(3-2)

取り外したドライブ、キヤノン MDD211 の状態を確認し、
修理していきます。

(1)ベゼル修理
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ベゼルの破片を確認

mp3560-304.jpg
速乾ボンドGクリアでベゼルの修復
それなりに時間かかりました

(2)ゴムブッシュ交換
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ソレノイド部のゴムブッシュ確認
欠落しています。

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ゴムブッシュの残骸と交換用の新品ゴム足

使用部品は千石電商で購入したタカチのゴム足、
直径 6mm, 高さ 1.8mmです。
前回同様に速乾ボンドGクリアを塗布して取り付けました。

(3)電解コンデンサ交換
DSC_4647s.jpg
基盤上の電解コンデンサ確認
液漏れしています。

mp3560-302.jpg
ドライブから基盤取り外し
コネクタ接続状態を確認

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取り外した基盤と交換用の新品電解コンデンサ
33μF 1個、47μF 5個です。

この交換部品のルビコン MH7シリーズ、いつも通り秋月電子
購入・・・するつもりでしたが、新型コロナウイルス対応のため
実店舗は休業中!通販のみ対応とのことで、通販購入です。
3日程で届き、価格は 10円/個でした。送料 500円はこの時期、
仕方ないですね。

以上の対応を2台に実施してドライブ修理は完了です。

DSC_4753s.jpg
修理完了したドライブ Canon MDD211

--- (3-3)につづく ---