2020年05月06日

日立 MP-3550 修理(1-3)

コネクタの修正部分は一晩放置して接着剤が固まるのを
待った後、詰めたゴム足を外し、はみ出た接着剤を
取り除いてきれいに仕上げます。

mp3550-7.jpg
修正完成状態

コネクタは概ね元の形になったと考えられるため、
これで試したいと思いますが、長期保管されていた
ドライブゆえ、内部ドライブのグリスアップをして
おきます。

MP-3550 の分解はまず、本体後部のプラスチックカバー
パネルを5箇所のネジを外して取り外します。
DSC_4867s.jpg
背面プラスチックカバーパネル

DSC_4868s.jpg
カバーパネルを取り外した状態

その後トップカバーを後ろに引き、上に引き上げて
取り外します。
DSC_4869s.jpg
トップカバーは後ろに引いて引き上げ

DSC_4871s.jpg
MP-3550内部 左側面、ドライブ 1 側

DSC_4875s.jpg
MP-3550内部 右側面、IF基板/電源側

ベルトは見た感じまだ大丈夫そうですが、ドライブを
外さずに交換できそうです。
mp3550-9.jpg
Canon MDD6108 ベルトドライブ部

観察を終えたら各ドライブのヘッドレールと
駆動カム・ベアリング周りをグリスアップします。
下側のヘッドレールは短いので注意して作業します。
mp3550-8.jpg
ヘッド駆動スパイラルカムと上レール部

--- (1-4)につづく ---

posted by 旧コン at 23:00| フロッピーディスクドライブ修理

2020年05月05日

日立 MP-3550 修理(1-2)

念のため破損箇所の担当している信号を確認します。
ここで以前紹介した MP-3550 サービスマニュアルを
参照。
mp3550m1.jpg

コネクタピンアサインと通信内容
mp3550-3.jpg
mp3550-4.jpg
mp3550-5.jpg
マニュアルより抜粋

これを見る限り 18->25pin はすべて +5V となっていて、
25pin が特別な機能を持っているわけではなさそうなので、
他のピンに影響しないよう、まずは物理的にはまるように
回復できれば良いと判断し、破損部分の修復を進めます。

いろいろ検討した結果、当サイト伝統の速乾ボンドGクリアで
接着する方法を試します。

破断面にボンドを爪楊枝で塗って、細いマイナスドライバーで
破損箇所を整形し、ゴム足を詰めて固定しました。

mp3550-6.jpg
見覚えのあるゴム足をはさんで固定

果たしてうまくいくでしょうか。

posted by 旧コン at 23:00| フロッピーディスクドライブ修理

2020年05月04日

日立 MP-3550 修理(1-1)

フロッピーディスクドライブ MP-3560 の不具合を
直す記事が続きましたが、今回の対象はその前の
モデル MP-3550 です。

mp3550-1.jpg

MP-3550 と MP-3560 は基本的にコンパチブルで、
その差は以下の通りです。



形式発売年月 価格メディア記憶容量筐体ドライブ形式 ディスク駆動 ヘッド駆動冷却ファン
MP-35501981/12 288,0005.25" 2D328KB *2箱形Canon MDD6108 平ベルトドライブ スパイラルカムあり
MP-35601983/12 168,0005.25" 2D328KB *2薄型Canon MDD211 ダイレクトドライブ リンケージなし


MP-3550 はベルトドライブなので耐久性が低い印象を持ちますが、
これまでドライブ自体の不調は経験がなく、ベルト自体を含めて
かなり耐久性の高い製品のようです。

ではこの MP-3550 の弱点はというと、IF基板の VFOレベルの
ずれと、本体から出ている接続ケーブルのコネクタの破損が
挙げられます。
このコネクタは青いプラスチック部の経年劣化でピン周りが
割れやすく、接続時に丁寧に扱わないと破損しやすいです。

かくいう私も、PCの IFコネクタにケーブルのコネクタを
少し斜めに入れてしまい・・・やってしまいました。
DSC_4851s.jpg
接続コネクタ破損

コネクタ自体はアンフェノール オス 50pin フルピッチですが、
他の機器との誤接続防止のためコネクタの外枠金属部分に
突起があり、専用部品と思われます。

コネクタのピン配列は枠の幅広い方を右にして、右側の上から下に
1->25pin, 左側の上から下に 26->50pin という配置になります。

mp3550-2.jpg
25ピン部分が折れています

このケーブルは本体直付で容易に交換できないため、
コネクタ部の修理検討となります。

本来は新品コネクタに交換しますが、最近はアンフェノール
フルピッチの修理部品の入手難度がやや高いのと、今回は
破損状況が軽微なため、破損箇所の修復を試みます。

--- (1-2)に続く ---

posted by 旧コン at 23:00| フロッピーディスクドライブ修理